心道催眠法(しんどうさいみんほう)は、深い催眠への導入にかけては世界最高の成功率を誇る催眠誘導研究所の中でも最高位に位置するメソッドです。

催眠暗示は相手の心に届いてはじめて潜在意識を動かすことができます。人の心に繋がる道は10人いれば10通りの道があり、その道を外れたものは潜在意識に届きません。

わかりやすく催眠で言うなら、運動神経系が不活発な人に運動系の催眠からスタートしても良い結果にはならないということです。

その人のどちら側が良く催眠暗示に反応するのか、また、どの部分からどのような暗示を与えていけばその人の潜在意識に繋がることができるのかを知ることはとても重要です。

意識のスポットライトとも言われるRAS(脳幹網様体賦活系)に関しても、RASそのものの性質を知っているだけでは何の役にも立ちません。それをどう活用すれば相手の心に繋がる道を開くことができるのか、それこそが大切なのです。

こういった催眠の成否を分ける情報を数分のワーク、それも普通の会話をしているだけで見極める技法、それが心道催眠法です。
 
 
催眠を身につけ、プロとして活動していると、イベントやテレビの仕事なども入ってくるようになります。

しかし、主催者側は催眠のことを知りませんから、いつでも万全の態勢で催眠をやらせてもらえるとは限りません。逆に催眠術師が不利な状況でやらなくてはいけないときのほうが遥かに多いと思います。過酷な状況の中で無理難題を言われることもたくさんあります。

それでも、催眠を遊びでやっているのならともかく、プロとして活動しているからには受けた依頼に対してプロらしい仕事をしなければいけません。

主催者側が数名の被験者を用意してくれている場合は素人のような催眠技術でもなんとかなります。たとえば、被験者が5人いて、5人のうちの誰かに催眠をかけて面白い催眠現象を見せて欲しいといった依頼などは初心者でも充分に務まるでしょう。

でも、用意された被験者は主催者側が指名した1人で「食べ物の好き嫌いを治して欲しい」とか「苦手克服の催眠をかけて欲しい」といった依頼でピンポイントでかけるとなると難易度が上がります。

さらにその依頼が催眠にかかる本人の希望ではなく、主催者側の勝ってな企画だったりするともっと難しくなるわけです。こういった状況のときに必要になるのが相手の性質に合わせた催眠誘導の技法です。
 
 
人には生まれ持っての性質から先天後に作られる観念、そして生活における習慣といった催眠の成否に関わる重要な要素があります。また、そのときの状況や心境は催眠に大きく響きます。

そして、何よりも成功率に影響するのが、被験者の性質と適用する技法の相性が合っているかどうかです。

当然、相手の状況や心境を無視したような一方的な誘導では、成功率が極端に落ちてしまい、全体の2割から3割程度しか催眠にかけることができません。スクリプト(台本)で催眠をかけようとする人は論外として、ワンパターンのかけ方しかできない人は、そのときの「運」にかけるしかなくなるというわけです。

催眠は相手の反応を観察しながら意識をリードしていく心理技術です。

しかし、催眠の世界には、催眠をかけ始めるときのラポール形成から、被暗示性テスト、筋肉支配、感覚支配、記憶支配、といった一連の作業を台本形式で教えられている人も多く、2割の成功率が当たり前として活動している催眠術師も少なくないのです。

台本で覚えた催眠には成功させる大事なポイントを含めることができないため、かかりやすい体勢になっている被験者を相手にしたときしか深い催眠に導けません。

それもそのはず、催眠導入のプロセスを理解していない先生が台本形式で催眠を教えるのであって、催眠導入のプロセスを理解していない先生が構成した技法でプロとしての成功率を得られるわけがないのです。

上手くかからなかったときに、「あなたには催眠にかかるだけの集中力がないみたいです」とか「あなたは催眠にかからないタイプです」などと言って、被験者のせいにする催眠術師は最低ですし、被験者のイメージ力や集中力を引き出すのも催眠術師の仕事です。
 
 
催眠のパフォーマンスを仕事にしていくためには、被験者がどのタイプに属するかを見分けるスキルと、相手のタイプに合わせた催眠誘導を即座に組み立てられる能力が必要です。

特にイベントなどの仕事では、短時間の聞き取りの中で催眠術をかけるために必要な情報を聞き出し、その情報を基に被験者がどのタイプに当てはまるかを速やかに判断しなくてはいけません。

しかし、タイプを詳細に分ければいくらでも細かく分けることができるのですが、細かく分ければ分けるほど実用的ではなくなってしまいます。また、弊社の別講座で教えている、催眠療法を行う際の綿密な分析作業はイベントのような仕事には向きません。イベントにはイベント用の催眠術のかけ方があるということです。

弊社の講座『催眠療法士育成コース・中級』で学ぶ失敗ゼロの催眠メソッドをワークとするなら、この心道催眠法はすべてテクニックということになります。

この心道催眠マスター講座では、イベント用のラポール構築の進め方から、相手のタイプを速やかに見極めるノウハウとタイプに合わせた催眠術のかけ方を身に付けていきます。
 
 
上記で述べたように、催眠誘導の技法には、レベルの低いものからハイレベルなものまでかなりの差があります。

まず、外国のヒプノセラピーの団体が教えている紙に書かれた暗示文を暗記して読み上げるものは、催眠誘導と言えるような代物ではなく、ただの朗読ですから小学生でもできる、技術などまったく必要のないものです。その分、催眠としての役目ははたしておらず、よほど思い込みの激しいクライアントがかかるだけで、この技法を使ったセラピーは、催眠療法(ヒプノセラピー)というより、「リラクゼーション療法」とか「連想療法」と言ったほうが適切だと思います。できることなら催眠とは区別してもらいたいものです。

次に、どんな相手に対しても、やることが決まっている、俗にいう「カラオケ催眠」です。相手が誰であろうと、どんな状況であろうと「人差し指が寄ってくる」「指先がくっついて取れない」「こぶしが固まる」「腕が曲がらない」などとやったあと、数を逆に数えるといったように、やることも順番も決まっているものです。

このワンパターンの催眠は、最初の「人差し指が寄ってくる」というトリックに引っ掛かった被験者だけが誘導についてくるといった感じです。これも段取りを覚えるだけなので、たとえるなら、歌を一曲ふり付けで覚えるような感じです。ただし、ワンパターンの技法は全体の2割から3割程度しか成功しませんから、全体の半分以上は恥をかく覚悟をしておかないといけません。

そして、この講座で教えるような相手のタイプやそのときの状況に合わせてかけ方を変える催眠です。ここから一気に難易度が上がります。

この相手に合わせた催眠誘導を行うには、キャリブレーション(洞察力)や誘導の組み立ての判断能力などもそうですが、タイプ別の催眠技法を活かすには、何よりも豊富な催眠技法とそれぞれの技法を使いこなせていることが重要になってきます。

たとえば、面接の会話の中で、この被験者に対する技法は、まず、『腕の開閉法』で被暗示性を高め、『魅了法』で導入し、『上半身の動揺法』で深化させ、大脳に加速度をつけて催眠を安定させるといった組み合わせを導き出したとしても、そのひとつひとつの技法が完璧にできていなければ心道催眠法は宝の持ち腐れになってしまいます。

よって、本講座の実技練習を滞りなく進めていくためにも、この講座の受講は弊社の催眠導入技法完全マスターコース受講済みの方に限定させていただきます。
 
日時 ・決まり次第ここに表記
場所 ・決まり次第ここに表記
会場 ・決まり次第ここに表記
講師 ・林貞年
連絡 ・東京オフィス 047-404-8961 ・本社 087-892-3156
 
 ※スキルコード(受講資格)
このワークショップのお申し込みは催眠誘導研究所の基礎講座を受講したあと催眠導入技法完全マスターコースを受講された方に限ります
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